誰にでもある生理的口臭の原因と解消法

口の中は温度も高く、食べカスなどがたまってしまうと細菌が繁殖し、誰でも自然の口臭が発しやすくなっています。

特に起床時や空腹時、過度に緊張した時などにでる、すぐに消える口臭を生理的口臭といい、誰にでもあるものです。
この口臭は治療を必要するものではありません。
ふだんは唾液の抗菌作用によって口臭は抑えられていますが、起床時は唾液の分泌量が低下し、細菌が増加することで口臭がきつくなります。
また就寝前の歯磨きが不十分だと口臭がきつくなることがありますので、水分補給と正しい歯磨きをすることで解消されます。
緊張した時に口臭がきつくなるのは口呼吸になったり、ストレスを感じることで唾液の分泌量が少なくなることでおこります。
緊張した時は鼻呼吸と腹式呼吸を心がけ、水分補給やガムやアメなどで大液の分泌を促すことで口臭が薄まります。
女性の場合、生理時や妊娠中には、ホルモンの作用によって口臭がきつくなることがあります。
これは女性ホルモンのエストロゲンが減少することで、肌や口が渇くことによっておきると言われています。
エストロゲンはストレスや不規則な生活、睡眠不足、老化によって減少しますが、生理中や妊娠中、閉経後の女性、ダイエット中もホルモンバランスが崩れてしまいます。
ホルモンバランスを整えるためには、規則正しい生活と栄養バランスの良い食事が大切です。
またエストロゲンと似た働きをする大豆イソフラボンを摂取することで、女性ホルモンの減少による不調などの改善が期待できます。
空腹時に口臭がきつくなるのも、唾液の分泌量の低下が原因とされていますが、胃の不調が原因のことがあります。
唾液の分泌量の低下が原因の場合は、同じく水分の補給やガムやアメで解消すること出来ますが、
空腹時に胃痛やむかつき、胸やけなどの症状を伴う場合は、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の可能性があります。
このような症状がある場合は、早めに診察を受けることが大切です。
生理的口臭は一時的なものですので、歯磨きやブレスケア用品で解消することが出来ますが、これらで解消されない場合は他に原因がある可能性があります。
自分の口臭の原因をしっかりとは空くすることが大切になってきます。

正しいオーラルケアで口臭予防

口臭を気にしてガムやブレスケア用品を携帯している人は多いですが、その場しのぎのケアだけではなく、口臭の原因をしっかり把握することで毎日のオーラルケアをすることが大切です。

口臭の原因である細菌の繁殖を防ぐためには、食後の丁寧な歯磨きが大切になってきます。
しっかり歯磨きをすることは虫歯や歯周病の予防にもなり、これらを予防することで口臭もなくなっていきます。
歯磨きの目的は歯垢を取り除くことです。
歯垢は生きた細菌の塊で、虫歯や歯周病の原因になります。
歯と歯の隙間や歯と歯肉の隙間に溜まりやすいので、そこに歯ブラシの毛先が届くよう意識して磨くようにします。
また加齢によって歯茎が後退し、歯に隙間が出来やすくなりますので、歯間ブラシやデンタルフロスなどで丁寧に歯垢を取り除くことが大切です。
歯垢はそんなに力を入れなくても落とすことが出来るので、磨き方のコツとしては毛先を歯と歯茎の境目、歯と歯の間にきちんとあて、軽い力で小刻みに動かすことです。
歯ブラシがうまく届かないところは、歯ブラシをたてにしてみたり、違う方向から磨くなどの工夫が必要です。
慣れるまでは鏡などを使ってチェックしながら、ブラッシングしましょう。
また歯だけではなく、舌にも細菌や食べカスがついてしまい、これも口臭の原因となることがありますので、歯磨きの後に専用のブラシなどでケアすると口臭予防に効果があります。
舌の表面に白く汚れのようなもを舌苔といい、舌を保護する働きもあるので、多少ついているのが普通です。
あまり強く擦る必要はなく、優しく数回で大丈夫です。
家で出来るオーラルケアをしっかりやっていても、とりきれない歯垢が残ってしまいます。
定期的に歯医者に通院し、ケアをしてもらうことも大切です。
定期的に歯医者に行くことで、口臭の予防や虫歯の予防、歯周病の早期発見につながり、治療も早くすみます。
特に歯周病は自覚症状がないため、気付いた時には症状がひどくなっていることがあります。
定期検診をしっかり受けることで、口臭だけではなく、口の中の健康を保つことが出来ます。

 

口臭を予防・改善する食事法

体臭と口臭は密接にかかわっていて、 口臭と食事は大きく関係していて、口臭予防をするためには食生活を見直すことが大切です。

もともと日本人は穀物や野菜中心の食事に対応した体の作りになっています。

最近では食の欧米化が進み、肉食が多くなったことで口臭がきつくなったとも言われています。
腸の長い日本人は沢山の肉を分解する能力が欧米人に比べ劣っているため、消化に時間がかかり腸の中で腐敗してしまい、これが口臭の原因となっていることもあります。
様々な口臭ケアをしても効果がない場合は、肉中心の食生活を見直し、日本人に合った食生活にすることで口臭が改善されるかもしれません。
また早食いも口臭の原因となります。
唾液の分泌は口臭を抑えるのに大切ですが、唾液の分泌を活発にさせるためには口や下、アゴをしっかりと動かすこと必要です。
歯ごたえのある固いものや繊維質のもを積極的に食事に取り入れ、ゆっくりと噛んで食べることで唾液の分泌を促すことが出来ます。
口臭の予防には緑黄色野菜や海藻類などのアルカリ性の食品が効果があると言われています。
野菜が苦手な方は青汁や野菜ジュースなどで摂取することも可能ですが、野菜類から摂取するより効果が落ちるので、毎日の食卓にこれらの食品が並ぶことが好ましいです。
また塩分や糖分は控えた方が予防になりますし、香辛料の強い食事や匂いのきつい食事も避けた方が良いでしょう。
口臭の予防・改善には栄養バランスのよい食事を規則正しく摂ることが一番です。
出来るだけ多くの種類の食品を摂るようにし、量も胃に負担をかけないように八分目に抑えましょう。
バランスの良い食事は胃腸の調子も良くなり、体内での悪臭の発生を抑えることができるので、口臭の予防になります。
最近は朝食を抜く人が増えていますが、朝食を食べること唾液の分泌が活性化されます。
夕食は睡眠の2時間前にはすませ、睡眠中の胃をしっかり休ませるようにします。
これらのことを心がけると口臭はある程度改善されますが、あまり改善がみられない場合は、他に原因がある可能性がありますので、医師の診察を受ける方が良いでしょう。